のり付き壁紙DIYに挑戦する方にぜひ使ってみてほしいのが、『リリカラコーク』です。
『コーク』=『コーキング剤』のことで、壁紙施工の際にあると便利なアイテムを指します。
こちらの記事ではコーキング剤、そしてリリカラコークについて詳しくご紹介。
コーキング剤を知らなかった方も、知っていたけど使ったことがないという方もぜひご一読していただければと思います。
<目次>
1.【コーキング剤とは何か?】
コーキング剤とは?
そもそも「コーキング」とは、建築物のすき間や継ぎ目に詰め物をしてふさぐことをいいます。そしてその役割を果たしてくれるアイテム、それが『コーキング剤』です。
主に防水性や気密性を確保する目的で使用され、液状またはペースト状で施工後に硬化する特性を持っています。
実際に住宅では、外壁やサッシ周りのすき間を埋めて雨水や湿気の侵入を防いだり、浴室やキッチンなどの水廻りに使用して水漏れを防止したりするのに利用されています。
また建築現場や工業用では接着剤としての役割を果たすこともあり、多くの場面で使用される非常に実用性の高い製品です。
シーリング材との違い
『コーキング剤』について検索するとよく一緒に目にするのが『シーリング剤』です。
コーキング剤とシーリング材は非常に似た材料ですが、厳密には異なる点があります。一般的に、コーキング剤は主にDIYや小規模な隙間埋めに使用される場合が多いのに対し、シーリング材はプロの施工現場で用いられ、大規模な建築物の接合部などに使用されます。また、シーリング材はコーキング剤と比べて耐久性や柔軟性がより高く、温度差や振動にも対応しやすいという特徴があります。ただし、両者はほぼ同様の用途や機能を果たすため、一般的には混同されることも少なくありません。

2.壁紙DIYで役立つ!コーキング剤の使用用途
ここからは壁紙DIYを行った際のコーキング剤の使用用途について具体的にご紹介していきます。
●壁紙の下地隠しに
壁紙と壁紙の継ぎ目にはどうしてもすき間が生まれてしまうことがあります。
また壁紙を一度ぴったり貼り付けても、のりの乾きと共に壁紙がわずかに収縮して出来たすき間から下地が見えてきたり、画鋲であけた穴が目立ってしまったりなんてことも。
そんな時、コーキング剤を使用することで気になる部分を目立たなくすることが可能です。
壁紙に合う色味のコーキング剤を塗布するだけでかなり見栄えが良くなります
●お部屋のコーナー部分に
壁紙DIYを行った時、お部屋のコーナーもすき間が生まれやすい部分です。
通常、コーナー部分は壁紙を貼りまわしていただくのを推奨していますが、違う壁紙をでコーナーを境目として貼り付ける場合は どうしても避けられない課題になってきます。
(もちろん、きれいに貼り付けられればすき間は生まれづらいです。)
そんな時は壁紙に似ている色のコーキング剤を使用してすき間を埋めてみましょう。
●壁紙の剥がれの修正に
壁紙が隅の方から剥がれてきてしまったら、コーキング剤を接着剤代わりにしてみてください。
壁の方にコーキング剤を塗布し、壁紙を貼り付けることで原状復帰 修復が可能です。

3.リリカラコークについて
リリカラオンラインストアでご用意しているコーク、通称『リリカラコーク』は【ツヤ消し・ノンブリードタイプ】です。
●特徴
・乾燥が早い
・皮膜のベトつきがなく、ホコリが付きにくい
・乾燥後は光沢がないため、塗布箇所が目立ちにくい
●種類
・9色+クリアの全10色

>リリカラコークの商品ページはこちら
>リリカラオンラインストアで取り扱っている壁紙(ベース・XB)に対照する色の確認はこちらから
※対象としてご案内している色は壁紙と多少の色差がございます。ご了承下さい。
※実際の商品の色と画面上の色では見え方が異なりますので、ご注意ください。
4.コーキング剤の使い方と注意点
必要な道具の準備
コーキング剤を適切に使用するためには、まず必要な道具を準備することが重要です。
《基本的な道具》
●コーキングガン
●ヘラ
●マスキングテープ
●布やペーパータオル
《あると便利》
●作業時に手を保護するための手袋
●汚れ防止用のシート
これらを揃えることでスムーズに作業を進めることができます。
施工方法
➀開封:ノズルの先端をカッターで切り落とす
➁施工:施工箇所にコークを塗っていき、乾いたスポンジや指で圧着後、布やタオルペーパーで余分な分を取る
施工ステップの詳細解説
コーキング剤の施工には、いくつかのステップを的確に行う必要があります。
まず、施工する箇所をきれいに清掃し、古いコーキング剤や汚れをしっかり取り除きます。
次に、仕上がりをきれいにするためにマスキングテープを使用して施工範囲を保護します。
その後、コーキング剤を専用のコーキングガンにセットし、均一な力で押し出しながら施工面に塗布します。塗布が完了したら、乾いたスポンジ、ヘラ、指などを使って表面を平滑に仕上げ、マスキングテープを速やかに剥がします。
最後に、周囲を清掃して仕上げます。この一連の流れを丁寧に行えば、防水性を高めつつ美しく仕上げることが可能です。
よくあるトラブルの対処方法
コーキング作業では、初心者が陥りやすいトラブルもいくつかあります。事前対策を知っておきましょう。
【使い始め】
使い始めの際、ノズルのカットは小さめから始めましょう。
大きくカットしてしまうと余分なコーキングがあふれ出し、すき間以上のコーキングを拭き取る必要が生まれます。
【コーキング剤が硬化しきれない場合】
湿度や温度が適切でなかった可能性があります。施工環境を調整し、最適な15℃以上の温度で作業を行いましょう。
【塗りムラが生じた場合】
ヘラを用いてならすと滑らかに仕上げられます。
【誤って不必要な箇所にコーキング剤を付けてしまった場合】
まだ硬化していないうちに剥離剤(ネットで購入可能)で拭き取ったり、接着面を水やお湯で洗い流したりして対処しましょう。
こうした対処法を理解しておけば、安心して作業を進めることができます。
適切な保管とメンテナンス
コーキング剤を適切に保管することも、作業の効率や品質を保つ上で非常に大切です。
未使用のコーキング剤は、直射日光や高温多湿を避け、風通しの良い冷暗所で保管しましょう。また、開封後のコーキング剤は、ノズル部分にしっかりフタをして空気との接触を最小限にすることで、硬化を防ぐことができます。さらに、使用後のコーキングガンやヘラも十分に清掃し、次回の作業に備えることが推奨されます。
材料を無駄にせず、効率的にコーキング作業を行うためにも、正しい方法で保管するようにしましょう。
注意点
・平面ジョイントへの使用は非推奨です。入隅への使用をおすすめしています。
・クリア340は乾燥後ツヤが出るので、平面ジョイントは非推奨です。
・クリア340はアクセントクロスの貼り合わせジョイントや素材違いのジョイントにご使用ください。
豆知識
ジョイント部分のめくれなどに対して補修用のボンドとしても使用可能です。1つ持っておくと、何かと便利かも!

いかがでしたでしょうか。
あまり聞き馴染みのない『コーキング剤』だとは思いますが、この機会にぜひ活用してみてくださいね。
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