日々生活していれば、どんなものも劣化していってしまうもの。
それは壁紙も例にもれません。
それでも、日々少しずつでもお手入れをしていると、壁紙を長くきれいに保つことができます。
逆に汚れやほこりをそのまま放置しておくと、いざ大掃除をしようと思ったときにはもう手遅れ…なんてことも。
そこで今回は、壁紙をきれいに保つためのお手入れ方法のご紹介していきたいと思います!
いきたいと思います。
壁紙のお手入れ方法
壁紙の寿命
壁紙は色や柄などのデザイン性を重視した仕上げ材料という立ち位置なので、長期間にわたる耐久性の保証は難しい側面があります。おおよそですが、5~10年ほどが張り替えの目安となります。この寿命は日常のお手入れ次第で変わってきますので、日常的なメンテナンスを心掛けましょう。
一般的な壁紙の日常のお手入れ方法
時々ハタキをかけたり、電気掃除機などでほこりを吸い取ってください。不要になったストッキングを細長い棒に巻きつけて、静電気で吸い取る方法も効果的!
ホコリや汚れを放置してしまうと、湿気や油分を吸って取りにくくなってしまうので、気付いたときにささっとお手入れしておくと壁紙を長く綺麗に保てます。
汚れがついてしまった場合
どんなに気を付けていても、食べ物や飲み物、調味料などが壁紙に付着してしまうこともありますよね。そんな時でも大丈夫、手順通りにお手入れすれば、きれいな壁紙に元通り!
step 1.水に浸して固く絞った布などで、汚れを吸い取るように拭きとってください。水だけでは落ちない場合は、家庭用中性洗剤を使うと効果的です。
step 2.壁紙のつなぎ目に逆らわないように拭く。多くの場合つなぎ目は縦にあるので、縦方向にふき取りましょう。つなぎ目に逆らって拭いてしまうとそこから壁紙がはがれてしまう恐れがあるので注意してください。また、つなぎ目に水が入ると剥がれの原因になるので、濡らした布はしっかり絞りましょう。
step 3.洗剤を使用したときは、変色の原因となるので、必ずきれいな水で壁紙の表面に残った洗剤を拭き取ってください。最後に乾拭きをすればメンテナンス完了です!
強い力で拭いてしまうと、壁紙表面の凹凸が潰れてしまったりキズが付くことがあるのでご注意を!
壁紙が剥がれてきた・めくれてきた場合
壁紙が古くなると、部分的に剥がれが生じてしまうことがあります。綺麗に補修するコツはできるだけ早く対処すること!
こちらも手順にしたがって修繕していきましょう。
step 1.剥がれてきた部分をめくり、下地の汚れをきれいに取り除きます。また、下地に残っている古い糊は、紙やすりを使って落としてください。糊が残っていると接着力が弱くなり再剥再剥離の原因になってしまいます。
step 2.市販の木工用水性接着剤(木工用ボンド)を剥がれてきた壁紙の裏面に塗り、手で押さえるようにして十分に圧着してください。
step 3.圧着する際にははみ出した接着剤は変色の原因になるので、真水やぬるま湯につけて固く絞った布を使い、しっかりと拭き取るようにしてください。
step 4.特に部屋のコーナー部、サッシや水のかかりやすい洗面台周辺、通期の悪い台所等は注意しておきましょう。あらかじめ市販のコークボンドで枠周りをコーキングしておけば、ある程度剥がれを防ぐことができます。
※古くなった壁紙は劣化により、生地が縮んだり固くなったりするので、きれいに補修することが難しくなります。
壁紙の取り扱い上の注意
直射日光から保護しましょう
紫外線によって壁紙の色褪せや劣化がすすみやすくなります。お部屋を使用していないときはカーテンやブラインドで日光を避けるように心掛けてください。
壁紙に粘着テープはNG
セロハンテープやガムテープなどの粘着テープは、接着剤が壁に移行して変色や汚れの原因になる上、剥がすときに壁紙を破損させることもあります。
タバコの煙、油汚れには注意
タバコの煙やキッチンの油煙は短時間で壁紙を黄色く変色させ、頑固な汚れとなってこびりつきます。特に壁紙のジョイント部は、壁紙面との通気口となりやすく、汚れが目立つ場合があります。できるだけ室内換気を心掛けましょう。
気分転換に壁紙張り替えてみませんか??
「掃除してもきれいにならないレベルの汚れなんです…」
「ひび割れが起きていてもう直せない…」
そんなお悩みをお持ちの方々。これを機に張り替えを検討してみてはいかがでしょうか?
壁紙にもデザイン性と優れた機能を持ち合わせたものがありますので、最後にご紹介したいと思います。
キッチンにおすすめ壁紙|汚れとキズに強い「タフクリーン」
一般的なビニル壁紙と比較すると、汚れが拭き取りやすく、キズが付きにくいという2つの機能を兼ね備えた壁紙です。
例えば、コーヒーやお醤油の汚れは水拭きで、水性ペンは中性洗剤で拭くときれいになります。
お手入れが簡単になるので、どうしてもいつも汚れてしまう、、、という場所には特におすすめです。
ひび割れに強い壁紙|「軽量・耐クラックタイプ」
地震だったり日々の小さな振動により、建物自体が動くと、それに追従して壁紙も伸び縮みし、ひび割れてしまうケースがあります。それをカバーするために、壁紙にストレッチ性を持たせて、軽微なひび割れであればカバーできるようになった機能を持つ壁紙です。
併せて、一般的なビニル壁紙と比較して20%~30%ほどの軽量化にも成功しました。
いかがでしたか?
壁紙のお掃除ってあまりイメージがなかった方も多いかもしれませんが、日々気付いたときにちょこっとお手入れするだけで、お部屋の美観を保つことができます。また、お部屋のお悩みに応じて機能性を取り入れることで、お手入れがらくらくになり、かつ壁紙を長持ちさせることができます。
皆さんも実践してみてくださいね!