自分で壁紙を張り替えたい!
そう考えた時に、まず考えなくてはいけないのが、何メートル壁紙が必要かということです。
この問題、難しそうに思えますが、実は意外と簡単なので安心してくださいね。
この記事では、壁紙の必要メーター数を算出するための方法を説明します。
1.無地の壁紙(クロス)を張りたい場合
1-1.横幅と天井高を測る
まず、張りたい面の横幅と天井高を測りましょう。
今回は横幅が3.4m、天井高が2.4mだった場合で考えていきます。

1-2.壁の横幅を壁紙の幅で割る
次に、張りたい面の横幅を壁紙の幅で割ります。
基本的に壁紙の巾は約90cmなので、90cmで割りましょう。
すると、横幅3.4mの壁に張る場合、壁紙は4巾必要だということが分かります。
1-3.天井高を必要巾数に掛ける
最後に天井高に必要巾数を掛ければ、必要メーター数が算出できます。
ただし、ここで注意して欲しいのは、少し余裕を持った長さにしてほしいということです。
最低でも天井高に+10cmは余裕を持ちましょう。
つまりこの場合は、天井高が2.4mなので10cmを足した2.5mに、4巾を掛ければいいということになります。
というわけで、2.5m×4巾で10mの壁紙が必要ということが分かりました!
これは失敗しないで張れた場合なので、初めて壁紙の施工にチャレンジする場合は、1割くらい多めに購入することをおすすめします。
2.柄の壁紙(クロス)を張りたい場合
2-1.横幅と天井高を測る
柄物の壁紙の場合も、基本は無地の壁紙と同じです。
張りたい面の横幅と天井高を測ります。ここでも先ほどと同じサイズの、横幅が3.4m、天井高が2.4mの場合で考えていきましょう。
2-2.横幅を壁紙の幅で割る
張りたい面の横幅を壁紙の幅で割ります。
基本的に壁紙の幅は約90cmなので、90cmで割りましょう。
すると、横幅3.4mの壁に張る場合、壁紙は4巾(はば)必要だということが分かります。
2-3.天井高を縦リピートサイズで割る
ここまでは無地の壁紙と一緒ですが、柄物壁紙の場合は柄を合わせるためにリピート(つまり、柄の繰り返し)というものが存在し、計算が少し変わってきます。
今回はリリカラの人気商品「mañana|LL7001」で考えていきましょう。
まず、この商品の柄のリピートサイズは タテ:64cm ヨコ:92㎝ となっています。
これは、縦方向に64㎝ごとに柄が繰り返されていることを表します。
今回の天井高は240㎝なので、1柄64㎝の縦リピートで割ると、240㎝÷64=3.75、小数第一位を繰り上げて「4」となります。
つまり、天井までに4つの柄の繰り返しが入るということです。
2-4.柄合わせのために、1巾あたり縦リピート1つ分の余裕をもつ
柄物壁紙は隣合う柄の「柄合わせ」をしなければなりません。
そのため、合わせる柄に余裕を持たせるために1巾ごとに縦リピート1つ分を足します。
つまり今回の場合は、縦方向のリピート分64㎝の余裕が必要です。
そうすると、1巾あたり必要な長さは、64㎝✖5柄=320㎝となります。
2-5.1巾あたりの必要m数に、必要巾数を掛ける
1巾あたりに必要な長さがわかったので、最後に必要巾数を掛けます。
今回は横幅340cm÷90≒4巾なので、320㎝×4巾=1,280㎝、つまり13mは必要であるということがわかります。
こちらも無地と同様、初めて壁紙の施工にチャレンジする場合は、1割くらい多めに購入することをおすすめします。
いかがでしたか?
一見難しそうに見えますが、順序立てて計算すれば簡単に算出することができます。
是非参考にしてみてください。
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